シート工法
特徴
防蟻成分ビフェントリンを配合したシートで、土壌からのシロアリと湿気をシャットアウト。
- シロアリと床下湿気を寄せ付けない
有効成分ビフェントリンには、忌避性(シロアリが薬剤を嫌がり近寄らない性質)があり、大切な家からシロアリを寄せ付けない効果があります。また、防湿性能にも優れていますので、床下からの湿気をしっかりと遮断します。
- 効果長持ち
シートに内添された有効成分は、土壌中の微生物分解や水分から守られているので、長期間にわたり防蟻効果が持続します。
- 環境に優しい
土壌中に薬剤を散布しない工法なので、環境への流出の心配がない施工方法です。
- 高い安全性
有効成分ビフェントリンは、WHO(世界保健機関)にてマラリア撲滅剤として室内への散布剤として認定された殺虫剤です。また、蒸気圧がとても低く、シート内に有効成分が含有されていますので、揮散することなく居住者に対して極めて安全性の高い製品です。
布基礎の敷設例
1. 床下に敷き込む。
先ずはできるだけシートが波打たないように敷き込みます。
2. ターミダンテープで貼り合わせる。
シートの重ね幅は10cmを標準とし、ターミダンテープで隙間が発生しないようしっかりと貼り合わせる。
3. 防蟻接着剤で基礎に固定。
ターミダンシートは、基礎下端から上方へ10cm程度、貼り上げて敷設します。その際に剥がれないよう基礎にターミダン接着剤を塗布し、隙間が発生しないよう脱泡ローラーなどを使用しながら、しっかりと密着させます。
4. ターミダンテープで固着。
さらにターミダンシートと基礎を均等にまたぐように、ターミダンテープでおさえしっかりと固着させます。
ベタ基礎の敷設例
ベタ基礎の構造
ターミダンシートは、シロアリの侵入阻止は勿論、土壌からの湿気の上昇を遮断し、コンクリートが余分な水分を吸収することを防ぎます。
転圧された砕石土間上に、ターミダンシート10cm幅で重ねあわせて敷設します。
風が強い日は、重石などを置き吹き飛ばされないよう注意してください。
最後にシートの周囲を捨てコンで抑えます。
ターミダンシートはしっかりとした厚みと伸縮性を備えた特殊樹脂を使用しております。
シート上に乗っての作業でも破れにくいのが特長です。
ターミダンシート施工資材
ターミダンシート(防蟻・防湿シート)
膜圧 | 0.18mm |
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シート幅 | 1.1m |
シート長 | 60m |
使用材料と薬剤含有量 | エチレンビニルアセテート樹脂(EVA樹脂) 有効成分:ビフェントリン…0.05% |
ターミダンシートL(防蟻・防湿シート)
膜圧 | 0.1mm |
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シート幅 | 1.1m |
シート長 | 60m |
使用材料と薬剤含有量 | チレンビニルアセテート樹脂(EVA樹脂) 有効成分:ビフェントリン…0.1% |
ターミダンテープ(防蟻テープ)
テープ幅 | 100mm |
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テープ長 | 60m |
使用材料と薬剤含有量 | アクリル系接着剤 有効成分:ビフェントリン…0.05% |
ターミダン接着剤(防蟻接着剤)
容量 | 552cc |
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使用材料と薬剤含有量 | 変性シリコーン樹脂系接着剤 有効成分:ビフェントリン…0.05% |